悠々ジテキ

いわき山と広大な景色がしばらく続く青森県を津軽半島に向けてさらにさらに北上します

途中、太宰治記念館にも立ち寄りました。

生家であるこの家でガイドさんから家族の逸話を聞いて、自分と重なる部分も・・・
なんだか「六月十九日」が読みたくなりました。

上段右側の写真が太宰治が生まれた部屋です。





記念館からまたしばらく北上。　十三湖





ここはシジミが有名。当然シジミ料理を堪能するとします。湖畔のしじみ亭へ。


津軽半島でも昼間はフツーに暑い・・・



でも何故かエアコンが効いてなくて、店内激暑！　（外の方が涼しい＾＾；）

その中でアッツアツのしじみ釜飯・しじみラーメン・しじみパスタ・しじみチャウダー　

を一家全員滝汗で食します（笑）　

ありがたいことに釜飯の下の固形燃料がずっとメラメラ燃えてます。　あっつー







一汗かいた後、さらに力が有り余ってる子供達は道の駅十三湖高原の放牧牛が見えるローラー滑り台（136ｍ）を
十何回も登ったり降りたりして最後の汗をしぼりだしました




ここから先は景色もどんどん凄くなって行きます。






アッツアツのしじみから２時間くらいで本日の宿泊地　竜飛崎シーサイドパークに到着。




今回の旅の一番の目的地、竜飛岬。とうとうここまで来ちゃいました。


夕日に間に合いました。




この頃にはもう、テントも５分で設営できるように。

子供達ももうやることがわかってきて、もくもくと自分達のできることをします。




ここは海岸からすぐ階段、階段を登ると２段のテントサイト、その上にバンガローがいくつか。

道をはさんでケビンが6棟。

２段のテントサイトの下の広場には、簡単なファイヤーサークルと、強風の為か屋内のかまど付きの炊事場があります。

1張500円　テント2つなので６人家族で1000円です。




この日のテントは、年配のご夫婦とファミリー１組とバイクソロの方だけ。

私達は下の広場の東屋を使わせてもらうことにして、その横にテントを張りました。




東屋だからテーブルもイスも車から降ろさず。　ツーバーナーと少しの食器と調味料、フライパンだけ。

気温も低すぎないから寝袋も封筒型シュラフ1つを全開にして敷布団にして。
1つのテントに３人でそれ一つ。コクーンのシーツをお腹にふわっとかけただけで寝ました。


それで十分でした。


風がかなり強いから、ツーバーナーを東屋にくっつけて。

意外と几帳面に時間を計って飯ごうでご飯を炊いてる長男（笑）

おかずも簡単に、道の駅で買った野菜をオイスターソース入りの甘酢にして
買ってきたからあげにかけて簡単酢豚風。



これに青森のスーパーではどこでも売ってる定番？な卵豆腐（ちゃわんむしみたいな具入り）。




思えば、海キャンプは初めて。　

波の音を聴きながら寝るのは、本栖、芦ノ湖では体験したけどやっぱり全然違う。

テントの前に広がる津軽海峡。ザバーンザバーンと強く荒々しい波の音が太鼓のように体に響く。

慣れるとそれが思っていたよりも心地いい。　ほんとに大自然に包まれてるよう。





海に映る月を何時間もぼーっと見て、やっぱりここに来てよかったなぁとしみじみ思ったのでした。



波の音と海風が気持ちよくて、テントで寝てるのがなんだかもったいなくて、
暗いうちに出てきて東屋で夜明けまで寝ました。


翌朝、海猫の鳴き声で目が覚めます。


夜明けと同時に目が覚める体になってきた子供たちと海を散歩。

海岸に水が沸いている場所が・・・。

子供達と、手ですくって飲んでみた。　あまりしょっぱくない。でも真水じゃない。不思議・・・



不思議なこの湧き水で顔を洗った。　

ふと見ると、広場の隣、船着場の近くにもテントを張ってるグループが。昨日は気づかなかった。

どうやら釣りに来ている家族らしく朝５時にボートに乗って漕ぎ出して行った。




そのファミリーのサイトにあった・・・イグルーのビールサーバー！　いいなぁコレ





キャンピングトレーラーを引いて来てました。釣りから戻ってきたらまず1杯。七輪で魚を炙って。

かっけ～


テントに戻ったらナイトビューのフライがめくられていた。

暑かったのか・・・それともパパも月を見ながら寝たかったのか・・・



トレックライズには猿の足跡が。ここには猿がいっぱいいて時々悪さをするのだそうだ。

悪さしようと思ったら東屋で人間が寝ててびっくりしてナイトビューのフライをめくってやった・・・かもしれない。


朝ごはんはお兄ちゃんが焼いてくれた磯辺焼きと漬物、カップスープ。






撤収は出した荷物が少ない分、ものすごく早い。

・・・帰りたくない・・・

お兄ちゃんもいつまでも海をみていた。



名残惜しく出発。　　行き先は来た道339号線を今度は南下。秋田に向けて走ります。