気がつけば8月ももう後半。
毎年夏の時期は更新が滞ります。
子供達と朝から遊び倒し、リビングで倒れこむように寝て気づいたら朝・・・
今日が何日で何曜日なのか・・・余りの慌しさにカレンダーはまだ7月のままです。
・・・そんな毎日ですが、もちろん!今年の夏もキャンプには行っていましたよ。
先端恐怖症という言葉があるなら、先端愛好家という言葉があってもいいんじゃない?
去年のお盆、実家の秋田帰省ついでに行った
竜飛岬
あの海岸に座って見た水平線や、夜の海風に当たりながら見た月灯り。ウミネコの大群の鳴き声。
長い時間かけて行き着いた達成感と、もうこれ以上先はないんだっていう何となく寂しい感じ・・・
時間が経ってみれば、私の忘れられないキャンプになっていました。
「また先端にテントを張りたい」
という気持ちに駆られてしまい、今年のお盆は能登半島の先端目指して出発しました。
8/14早朝、夜勤明けの私は寝ずに一人で積み込みを済ませ、サトさんを起こし
寝たままの子供たちをパジャマのまま車に乗せ出発。
今回は愛知~岐阜を通るルートで。
沼津ICから東名高速で豊田JCT~東海環状自動車道 美濃~東海北陸自動車道 白鳥ICで降りる。
九頭竜ダム 鷲ダム 仏原ダム 真名川ダム
うぉーー!といちいち感動するダム好きのサトさん。
ダムごとに車を停めて見る。
これは九頭竜ダム 残念ながら彼以外、ダムに興味がある家族はいません。
独特な雰囲気に包まれているダム湖。
道の駅九頭竜を過ぎてから店はもちろん 民家もない。携帯も圏外。
怖くてとても下を覗けないゾクゾクする道をヒヤヒヤしながら通ります。
そんな山深いダム銀座を超えていきなり現れたのは
1日目の野営地 福井県 麻那姫湖青少年自然村。 とにかく広っ。
入村にゲートで駐車料金500円払い、有料サイトと無料サイトの分岐。もちろん無料♪
今回は私の妹も一緒。 6人家族で500円。
一人いくらとか、一張りいくらとかいう料金設定の所だといつも高くなってしまう我が家にとって
本当にありがたい「無料」
挨拶に寄った受付で
「何日いてもいいよ~」 と言われました。
キャンプ場のスケールもでかいですが、おじさんのスケールもでかい。
店なし風呂なし携帯圏外なので夏はそんなに長くはいられない感じですけどね。
オフ会かな。バイクのモンベル村がありました。
雨の予報でしたが、着いたときは晴れ
でも翌日も雨だから撤収時に何かと使えそうな東屋のすぐ近くに設営。
お兄ちゃんがトレックライズを張り、
ソウタとうーちゃんは約1年ぶりのナイトビューを手伝ってくれました。
雨予報にもかかわらず、夏キャンを楽しむファミリーがたくさん。
でも広すぎて隣とはかなり広く離れています。 よっぽど混んでもここがいっぱいになることはまずないかと・・・
私達のテントの前方にあるブルーのタープが炊事場。
お兄ちゃん達は、隣のテントの男の子とすぐに仲良しに。
最近初対面の子と友達になるスピードがさらに速くなりました。きっかけも口実も上手くさらっと声かけます。
わずかな晴れ間に広いキャンプ場を一緒に走り回ります。
自分で釣った魚を炊事場でさばいて料理していた小学生の男の子。
トラックで薪を大量につんできて朝まで焚き火しまくってた家族。
使い込んでへこんで真っ黒な飯ごうで米を研いでた赤ちゃんをおんぶした奥さん。
ラジオで懐メロかけながら設営撤収が異様に早いソロのおじさん。
公園の水飲み場の蛇口みたいな水道で早朝に水でシャンプーする少年。
・・・と ここのキャンプ場、
道具にお金はかけないけど経験は相当ある そんな感じのするカッコいいファミリーが多く色々びっくりしました。
印象深いキャンプ場になりそうです。
そして場内にある川へもすぐに偵察に・・・
来る途中の大雨で水かさが増え、なんとなく・・・今日のところは水遊びはやめさせました。
設営で汗かいて、すぐにでも飛び込みたいお兄ちゃん達はブーイングだけど、
なんとなく私はすでにこの時点でいやな予感がしていたのです。
川がダメでもクワがあるさ。
夕飯は道の駅で買った鶏ちゃんと地元の野菜色々・・・ これはおいしい!
結局コクワかな?♂1匹だけ。
翌朝は予報どおり雨・・・それも強い
パンとスープで簡単に。
2日目の宿泊地、能登半島 木ノ浦野営場へ出発です。
今まで4回シュラフを変えましたが、実は高価な○ンベルも○ンガもどうも私にはしっくり行かず夜中に何度も起きてしまいます。
結局、ホームセンターで一番最初に買ったとっても安い封筒型の化繊のシュラフ
これが一番寝心地がよくて、朝までぐっすり起きることはありません。
昨年の10日間のキャンプの旅ももちろんこのシュラフで。
・・・ところがめずらしく、この日の夜は眠れなかったのです。
野生の感? 今まで暴風雨や獣の気配とか色んな状況を経験してきましたが
そういうんじゃなくて・・・
この先に行ってはいけないようなそんな予感がしたのです。
川の偵察の時に見た茶色い濁流、それからついたときに見たキャンプ場の入り口の土砂崩れの看板
それらが、私のこの先の楽しみよりも不安の方を大きくさせました。
行く気満々のサトさんと、子供達に車に乗ってからのまさかの提案。
「ねぇ、引き返さない?」
福井まで来て1泊で帰ることにかなり抵抗がある感じのサトさん。
楽しみにしていた子供達はまさかの私の発言にびっくり。 私だって能登丼を楽しみにしていました。
そこでサトさんから提案が
同じ道を帰らないで、高山から松本に抜けていつもの精進湖経由でうんと遠回りして静岡に帰ろう。
途中、雨がやんだ辺りのどこかでテントを張れたら張ろうか。
それはそれでおもしろそう! 行き当たりばったりの私達らしい展開です。
そうと決まったら飛騨高山へ!
平湯、もしくは高ソメ、内山牧場あたりはどうかな?と淡い期待をしながら出発です。
つづく
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